その認識で合っています!
ローフリクション&ワイドレンジ仕様のオイルは、せん断安定性が低く「へたりが早い」傾向がありますが、エンデューロフォースでは複数のベースオイルを組み合わせることで、粘度維持性能を高め、耐久性を確保しています。
特に、エステルベースのオイルはウチでは完全レース用と考えています。極性が高く、油膜保持性能に優れるものの、加水分解しやすく、長期間の使用や高湿度環境では劣化しやすいため、公道使用には向いていないと考えています。
そこでエンデューロフォースでは、エステルを採用せず、高粘度指数基油(VHVI)、mPAO、アルキルナフタレンを活用することで、耐久性と性能のバランスを確保しています。
✅ エステルに匹敵する潤滑性能を持ちながら、加水分解に強い
✅ 高温時の粘度低下を抑え、長期間安定した性能を発揮
✅ シール保護性が高く、ゴムパーツへの攻撃性が少ない
さらに、アルキルナフタレンはエステルに匹敵する極性を持っているため、金属表面への吸着力が高く、油膜の保持性能にも優れています。これにより、極圧潤滑性を確保しながらも、シール攻撃性を抑えられるのが特徴です。
また、カブのオイルシールはすべてニトリルゴム(NBR)ですのでエステルベースのオイルは長期使用には向いていないと考えています。
エンデューロフォースでは、VHVI、mPAO、アルキルナフタレンの組み合わせにより、NBRとの相性を考慮しつつ、耐久性を維持しています。
アルキルナフタレンは、耐久性を損なわずにローフリクション特性を活かすための“レアキャラ”とも言える存在です!
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